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JDDN POLICY

①私たちは、ディスクドッグスポーツを通じて、犬と人との様々なつき合い方を社会に提案します。
②特に、犬の心と体の健康を守ってあげる為のルール・レギュレーションづくりを目指します。
③さらに、犬に対する暴力や暴力的な言葉遣いを嫌い、犬を守る責任は、人間側にあることを明確に宣言します。
④上記を全ての前提においた上で、ディスクドッグスポーツの水準を高めるべく、細やかな部分にまで行き届いた
 ジャッジングルールを作成します。
⑤結果として、世界のディスクドッグシーンをリードするディスクドッグチームを輩出することを目指します。

BASIC RULE

本JDDNルールは、2009年度版US DISC DOG NATIONALS RULEに準じて、作成されています。

・ フィールドは最低限35ヤード×50ヤードの広さが望ましい。
・ プレイヤーの年齢制限はない。
・ ゲームの前に参加者は、参加申し込みを熟読し、サインナップしなければならない。
・ ディスクドッグチームは、1人のプレイヤーと1頭の犬を示す。
・ パフォーマンスの間は、許された1チームのみがフィールドを占有できる。
・ プレイヤーは犬が異なっていれば2チーム以上で参加することができる。
・ 競技で使用するディスクは以下のメーカーのものである。
① ワムオー社(Wham-O Inc.)
② ディスカバリング ザ ワールド(Discovering the World)
③ イノーバ ヒーロー ディスク(The Innova Hero discs)
④ ハイパーフライト社(Hyperflite Inc.)
⑤ ドッグスター(DogStar)

・ 体高(地面から肩までの高さ)が15インチ(38.1cm)以下の犬は上記以外の安全なディスクを            使用してもよい。

・ チームはフリースタイルのルーチンの間に、最大10枚のディスクを使用することができる。

・ プレイヤーは、ディスク以外のモチベーターを使用できない。

・ 犬は、競技中、練習中以外を除いて、常にリードを付けていなければならない。

・ 練習は、ゲームの妨げにならないところで行う。

・ 参加する犬は、狂犬病とバルボ、コッホの予防注射を済ませていなければならない。

・ 無茶なチャレンジや暴力的な言動やスポーツマンシップに反する行いをしたプレイヤーに対して、以降のゲームへの参加を禁ずることができる。

・ 主催者とJDDNnetworkは、状況に応じてタイムテーブル・ルールを変更する権利がある。

・ プレイヤーによる動物虐待や、犬が危険な状態にある、あるいは、犬が攻撃的な振る舞いを行った場合、運営者は参加チームを失格にすることができる.

FREESTYLE RULE

・ フリースタイルは、120秒で行われる。計測はプレイヤーがディスクを手から放した瞬間、もしくは犬が地面に置いたディスクをくわえた瞬間から始まる。スコアリングは音楽のスタートと同時に始まる。

・ プレイヤーは、各自BGM用の音楽CDを用意しなければならない。CDは丈夫なクリアーケースに入れ、CD本体とケースの双方に使用するトラックNo.とチーム名を記入しなければいけない。

・ 18ヶ月未満の犬は、USDDN全米選手権への出場資格は得られない。

・ もし、割り当てられた時間内に、犬がフィールドに糞尿行為を行った場合は、時間の計測を即刻中止し、再開はしない。プレイヤーは直ちにフィールド上の汚した場所をきれいにしなければならない。この行為によってチームが資格を剥奪されることはないが、残り時間は取り上げられ、トータルの40ポイントからペナルティとして5ポント減点される。しかし、このルールの適用によって得点が0より低くなることはない。

・ 競技中に競技者の制御できる範囲を超えて中断が発生した場合(犬の糞尿行為を除く)、時間の計測はフィールド上のジャッジの指示に従って直ちに止められる。フィールドの清掃や違反に対する厳重な処罰などでその中断の対処が終れば、競技者はそのラウンドの続行を許される。時間計測は中断した時点から再開され、犬はフィールド上のどこから再開してもよい。加えて、競技者は、ジャッジの判断でそのラウンドを最初からやり直すという選択を与えることもできるが、これはジャッジが、競技者にラウンドをやり直す機会を作るために誰かが意図的に起こした中断でないと判断した場合に限られる。中断がラウンドの早い段階で起こった場合は、競技者は直ちに始めからやり直すことができる。ラウンドの後半になってから中断が起きた場合は、競技者は他の競技者の後に順番を変更し、犬を休ませてから再度ラウンドをやり直すという選択もできる。直接的あるいは間接的に犬や競技者にケガをさせる危険性があるか、そのチームが公正に競技を行うことを妨げる可能性のある、フィールドで起こる全ての不慮の妨害や中断があった場合、時間の計測は止められる。チームのそのラウンドの停止・続行は競技委員によって決定される。

・ 競技の各ディビジョンの審査は3~4人のジャッジによって行われるのが望ましい。一人ずつが以下のそれぞれの得点カテゴリーに割り当てられる:ケイナイン、プレイヤー、チーム、エクセキューション。各ジャッジは、数百の得点バリエーションを使い、10点満点のうちの得点を与える。よって競技チームに与えられる最高点は40点となる。得点をつけるジャッジは得点を決定する権限を持ち、他からの検閲は受けない。またこれに対する抗議は受け付けない。

・ ケイナインのジャッジはそれぞれの4つのケイナインエレメンツごとに2.50ポントまで割り当てられる。ケイナインの総合得点は4つのエレメントの合計得点となる。

・ プレイヤーのジャッジはそれぞれの4つのプレイヤーズエレメンツごとに2.50ポイントまで割り当てられる。プレイヤーの総合得点は4つのエレメントの合計得点となる。

・ チームのジャッジはそれぞれ4つのチームエレメントごとに2.50ポイントまで割り当てられる。チームの総合得点は、全てのエレメントの中で得点の高いほうから4つのエレメントの合計得点のみとなる。



・ エクセキューションのジャッジはチームが行ったスローのキャッチ率を計算し、それに10.0をかけてエクセキューションの総得点を出す。カウントの対象となるスローは、犬がキャッチしようとする前にプレイヤーの手から離れたものでなければならない。地面を転がるローラーもエクセキューションに入る。

・ ディスクを手放さずにキャッチをさせるテイクはエクセキューションのカウントの対象とはならないが、マウステイクのドッグキャッチのみエクセキューションの対象になる.

・ 犬の安全性に関するルール:犬にケガをさせる危険のある事象が発生した場合、後述のような減点が課される。減点はチームのフリースタイルのポイントから以下の事象に対して行われる。

  注記:ボルトをルーチンに採用するときは、犬の安全性に最大限に注意しなければないけない。犬種や犬のサイズによってその高さや滞空時間は異なるが、ボルトの最中(ボルト・エア・ライディング)のいずれの段階も完全にコントロールされているべきである。無意味な高さのボルトをさせようとするプレイヤーや、犬が四肢以外を地面に打ちつけるようなクラッシュを繰り返すようなプレイヤーは、ペナルティの対象になる。

 犬をクラッシュの危険から救うために、3段階の減点ルールを加えている。
Contortion(体のねじれ)犬がジャンプ、キャッチ、着地時に怪我をする危険があるほどひどく身をよじっている場合。起こるたびに0.5~1点の減点
Buckle(体のつぶれ)着地時に犬の足が崩れるように地面に付き、それと同時に犬の体の別の部位(例えば胴体や頭など)が地面に当たった場合。起こるために2~3点の減点
Slam(打撲)ジャンプ、ボルト、キャッチや着地時や走ってきて止まる際、犬の足が地面に付く前に体の部位(背中、胸、頭など)を地面に打った場合。スライディング(走って低いスローを追いかけてきた場合に顔が先に地面につく場合)は覗く。3~4点の減点

・ 上記の各事象の最低ポイントの減点を与える場合は、上記のうち1事象が起きたことをジャッジのうち2人が認めなければならない。また、上記の各事象の最大ポイントの減点を与える場合は、上記のうち1事象が起きたことをジャッジのうち3人が認めなければならない。

・ 各フリースタイルのラウンドの間に減点があった場合、競技委員は全ての競技参加者に上記のどの事象で減点が発生したかを知らせる。これによって、競技参加者に危険性に関して自分たちのフリースタイルの演技を見直すチャンスを与えるようにする。

・ 競技を通して(全ラウンド)6点以上減点が発生したチームは失格とする。

以下ではJDDNフリースタイルにおけるジャッジングルール詳細を記す。
◆Canine Elements 10点満点(エクスキューションに直接は影響されない項目)
 1.プレイドライブ ルーチン全体を通じて犬の集中力が持続されているか。〔2.5点〕
 2.リトリーバル 手元・足元・遠距離のドロップなどがリトリーブの種類とディスクを追いかけキャッチする能力を見せているか〔2.5点〕
 3.アスレチシズム ボルティング・フリップ・ラン、スタンドにおけるジャンプや着地での能力および安定度は表現されているか。〔2.5点〕
 4.グリップ バタフライやチッピングなどの特別なグリップをしているか。またディスクに対する正しい取り扱いができているか。〔2.5点〕

◆Player Elements 10点満点(エクスキューションに直接は影響されない項目)
 1.フィールドプレゼンテーション ルーティーンはフィールド全体を使って予定通りに行われ、異なった方向、異なった距離のスローを取り入れているか。〔2.5点〕
 2.リリースディバーシティ 少なくとも3種類以上のリリースやグリップを実行しているか。〔2.5点〕
 3.ディスクマネージメント 途切れることのない一貫したやり方(プレイ)を継ぎ目のない予定通りのトス&スローとディスクリプレイス(回収)ができているか。〔2.5点〕
 4.リズミックチーム トリックやマヌーバ(一連のシリーズ)間の移行がスムースに構成されているか。〔2.5点〕

◆Team Elements 10点満点(以下の7項目のうち、得点の高い4項目を採点)
1.オーバー 2種類以上の正しいオーバートリックを行っているか。〔2.5点〕
2.ボルト 2種類以上の正しいボルトトリックを行っているか〔2.5点〕
3.マルチプル 3枚以上の正しいマルチプルトリックを行っているか。〔2.5点〕
4.ドッグキャッチ 犬がディスクを人がその犬をキャッチするドッグキャッチトリックを行っているか。〔2.5点〕
5.チームムーブメント 犬、人がともにスピンをしたりするシンクロナイズドムーブやスルー、エイトなどコーディネイト(リズミック)ムーブを行っているか。〔2.5点〕
6.パッシングセグメント スルーキャッチやボルト、オーバーなどの連続した直線的な3回以上のパッシングトリックを2種類以上行っているか。〔2.5点〕
7.ディレクショナルディスタンスムーブ 最低4連続のスローで構成されるトリックで、犬はプレイヤーから距離があり、違う方向に投げられた各ディスクをキャッチする。ジグザグ、サークルムーブメント等。〔2.5点〕

◆Execution 10点満点
1.エクスキューション:エクセキューションスコア=__キャッチ/__スローX10

TOSS&FETCH RULE

トス&フェッチは、レースではない。プレイヤーの正確なスローテクニックと、犬のキャッチとリトリーブの能力、そしてチームのコミニュケーションレベルを問う種目である。

・ ゲームは90秒間で行われる。

・ プレイヤーは何回投げてもよい。

・ ただし、スコアは獲得した上位5投の合計でカウントされる。

・ 練習スローは認められていない。犬がスローラインを越えた瞬間に計測を開始する。

・ スタートの前に犬と人は、スローラインの手前にいなければならない。

・ スローイングラインジャッジの合図を確認後、プレイヤーは自分のタイミングでスタートする。

・ スローの際、スローイングラインを踏んだり越えたりした場合は、そのスローはカウントされない(フットフォルト)。

・ ディスクを破壊してしまうような犬の場合、定められた手順を踏んで、交換することができる。

・ ゲーム中に排便・排尿でブレイクした場合は時間の計測を即刻中止し、再開はしない。プレイヤーは直ちにフィールド上の汚した場所をきれいにしなければならない。この行為によってチームが資格を剥奪されることはないが、残り時間は取り上げられる。

・ トス&フェッチは10ヤードごとに0,1,2,3,4ポイントのゾーンに区切られ誰の目から見ても明らかなジャンプキャッチのみをエアキャッチとみなし0.5ポント加点される。

・ スローラインは両サイドに設定され、プレイヤーはどちらのサイドを選択してもよい。

TOSS&FETCH COURT


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